体型や体質が人それぞれ違うように、爪の形や厚み、硬さ、丈夫さ、成長のスピードも、全て個人差があります!

私も昔すごく悩んでいた時期があったのですが、爪がとにかく先端から割れやすく、とっても爪が弱い…。

いくらかわいいポリッシュやジェルネイルがしたくても、少しでも爪を伸ばすとすぐに先端が欠けてしまったり割れてしまったりして、全然長さを伸ばすことが出来ませんでした。

こういう人って、多いのではないでしょうか?

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ジェルネイルの場合、いくら爪が短くても長さ出しをすれば好きな長さにすることが出来ますが、自爪で過ごしたい方やポリッシュ派の方の場合、そしてセルフネイラーさんで長さ出しは出来ない人の場合、そうはいきませんよね。(´;ω;`)

爪って1本でも折れたり欠けてしまったら、他の爪の長さもそれに合わせてカットして揃えなければ見た目がよくないので、せっかく伸ばしてきたのに他の指まで折れた爪に合わせなければならない…となってしまうのも辛いですよね。

となると自分の爪の長さがベースになってくるので、伸ばしても折れにくい丈夫な爪ってかなり大切になってきます!

もちろん爪の形などは今から変えることは出来ませんが、日々のケアやメンテナンスで、少しずつ自分の理想の爪に近づけることは出来ると思います。

(手の爪ではなく、足の爪に関するお悩みをお持ちの方は、こちらのページ
足の爪の変色・乾燥・剥がれ対策に!浸透力特化型爪用ジェル『クリアネイルショット』
も参考にしてみてください。)

ネイリストとしての知識を活かし、オススメのケア方法をお伝えしていきます!

そもそも、どうして爪が折れやすい&割れやすいの?

どうして爪が折れやすかったり、割れやすかったりしてしまうのでしょうか?
その原因はどんなことが考えられるか、いくつか挙げてみました。

あなたも、自分の生活習慣で当てはまることはありませんか?

(1)爪切りを使う

爪の長さを整える時、爪切りを使っている人って結構多いんですが、実は爪っていくつもの層になっており、爪切りの衝撃が爪をもろくする原因になってしまいます。

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私も爪切りを昔使っていたときに、爪切りで切ったときに爪がペリッと割れてしまったり、表面の層だけめくれてしまうことがよくありました。

今思えば、切断の衝撃で欠けてしまうほど爪切りって爪に負担がかかっていたんだなーと思います。

爪の長さを短くしたいときには、爪切りではなくネイルファイルなどを使うことをオススメします!

爪切りを使わないで爪の長さを整える方法については、こちらのページネイリストが行う1番爪に優しい爪の整え方(ファイリング)!エメリーボードなどのネイルファイルの種類とグリッド&面取りの方法は?で詳しく解説していますので参考にしてください。


(2)乾燥

爪にとって、1番の強敵となるのが”乾燥”です。
家事や仕事など、日常の生活の中で爪は常に乾燥にさらされています。

爪が乾燥?とちょっと実感がないかもしれませんが、爪も皮膚の一部なので手や顔が乾燥するのと同じように、爪も乾燥するんですよ!

爪が乾燥すると爪の表面に縦の線が現れて、デコボコとした肌さわりになり、これが乾燥しているサインとなります。

この乾燥を放置すると、表面がさらにデコボコとして見た目が悪くなるだけではなく、ヒビが入りやすくなったりすぐ割れるようになったり、折れやすくなったりします。

爪は、手洗いの時のハンドソープやアルコール除菌、食器洗い用の洗剤、リムーバー(除光液)、アセトン、紫外線、加齢など、乾燥の原因となるものはたくさんあります。(;・∀・)

こういった原因が積み重なって、爪への乾燥ダメージとなるんですね。

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OLさんなど常にエアコンのある環境で過ごす時間が長い人は特に、バッグやデスクに置いておいて気がついたら爪に塗る…、おうちにいてTVを見ている時間やちょっとしたスキマ時間に、甘皮を中心にマッサージしながら塗り込むなど、乾燥対策はしっかりとしておくべし☆

持ち運びに便利な小さなサイズのネイルオイルなどもたくさんありますし、好きな香りがするものを選べば、塗るのも楽しみになるのでは♡

日中忙しくてどうしてもまめに保湿が出来ないという方は、就寝前にキューティクルオイルやハンドクリームなどを塗った状態で、おやすみ手袋などの就寝用のグローブをして寝るといいですよ。

せっかくキレイにネイルがしてあっても、周りのキューティクルや指先がカサカサに乾燥していては残念ですし、しっかりと保湿してあげてください。

ただし、ネイル施術中や施術直前の油分(オイルやハンドクリーム)は禁物です。
爪に油分が残っていると、ジェルが定着しずらくなるので、リフトの原因になってしまいます。

乾燥、保湿方法についてはこちらも読んでみてくださいね!
甘皮処理など自爪をキレイに保つお手入れ方法!乾燥を防ぐ、効果的な保湿方法は?

(3)冷え性

女の人は冷え性で悩む人も多いんですが、特に寒い季節になると身体の内側を温めるために皮膚の表面の血管を収縮されて、血液が身体の中心部に集まってしまうため、手や足など身体の末端部分は冷えきった状態になってしまいます。

これでどんなことが起きるかというと、食事などで摂取した栄養分は通常、血液を介して全身に行き渡るんですが、冷え性の場合は栄養も全身に行き届かなくなってしまいます。

爪は、根元にある爪母という部分から栄養をもらっているんですが、冷え性により栄養が末端まで行き届かないと、爪の新陳代謝が悪くなってしまい爪の成長が遅くなったり、爪の表面がボコボコにたり、二枚爪になって爪が割れやすくなってしまいます。

二枚爪についてはこちらで解説しています♪
色、形の変形などの爪のトラブル!二枚爪やささくれ、グリーンネイル(爪カビ)?原因と対処法!

爪先の冷え性を予防するには、ハンドクリームやオイルなどをつけて、爪周りを揉んでマッサージするようにしましょう。

保湿も出来て、同時に血行も促進できていいですね!

(4)栄養不足

(3)の冷え性のところでもお話しましたが、冷え性による栄養不足以外にも、もともと食事が偏っていたりして十分な栄養が摂れていない人も多いと思います。

爪はそもそもタンパク質ので出来ており、その中でも爪の主成分である「ケラチン」と、爪を丈夫にする「ゼラチン」の2つが大きく関わっています。

タンパク質が不足していると、爪が割れたりもろくなる原因になってしまいます。

爪が栄養不足の状態かどうかの判断は、爪の表面がデコボコしていないか、縦線が入っていないかなどです。

乾燥の状態とも見分けがつきにくいですが、日頃の食生活を見直してみてはいかがでしょうか☆

爪に必要な栄養はどんなもの?

基本となるのは、爪の主成分であるタンパク質が摂れる肉類、魚類、大豆製品、乳製品などです。

タンパク質の1日の目安は成人男性で50g、成人女性で40gで、動物性、植物性などと偏らず、良質なタンパク質をバランス良く摂るといいです。

●タンパク質の他には…
●ビタミンA・・・皮膚などを作る「ケラチン」を作るためのもの。鳥や豚レバー、緑黄色野菜に多く含まれる。
●ビタミンB2・・・細胞の再生や成長を促進する。レバーや卵、大豆製品などに多い。
●ビタミンE・・・血行を良くして爪に潤いを与える。たらこ、アーモンド、植物油に多い。
●鉄・・・健康な爪を作る。レバー、あさり、大豆製品などに多い。

この他に、亜鉛やカルシウム、葉酸なども必要になってきますが、ただ単純にどれかの栄養素だけ摂ればOK!というわけではなく、1番大切なのはバランスよくいろんな栄養素をとることです。

肉や魚などを含め、3食しっかりとした食事を摂っていれば難しいことではないかもしれませんが、女性などダイエット中だと、なかなか毎日これらの食材を毎日バランスよく摂るってかなり難しいと思います。

食品から摂れなかった栄養は、サプリメントなどをうまく活用して摂るのもオススメです(*´ω`*)

ただ、基本的にはサプリメントには頼らず、食事から摂ることがベターなので、食生活が偏っているなーと思う人は、見直してみてくださいね。

(手の爪ではなく、足の爪に関するお悩みをお持ちの方は、こちらのページ
足の爪の変色・乾燥・剥がれ対策に!浸透力特化型爪用ジェル『クリアネイルショット』
も参考にしてみてください。)

爪の病気が原因で爪が割れる場合、そして急に爪が折れてしまった困っている場合、応急処置の方法は次のページでお話しています。